Toshibon's Blog Returns

髪結いの亭主 物書きの妻

東京日記のブログ記事

東京日記(ムラゴンブログ全体)
  • 続・東京日記 夜の勝鬨橋⑵

    築地の市場が豊洲へ移転した後も、営業を継続している場外市場は変わらず賑わっていて、銀座~晴海通りの歩道には一目で観光客とわかる外国人が列をなして歩いているのだが、夜に勝鬨橋を渡っていると、築地にやって来る外国人観光客とも違う様々な人種の人びととすれ違う頻度が以前より高くなったように感じる。大江戸線... 続きをみる

  • 続・東京日記 トシボン改めトシドン!?

    東京都中央区の日本橋高島屋S.C.本館4Fにある高島屋史料館TOKYOで開催されている「まれびとと祝祭―祈りの神秘、芸術の力―」(8月21日まで、月・火曜休館)を覗いてみた。 文芸評論家で多摩美術大教授の安藤礼二氏の監修で、写真家・石川直樹氏による日本各地の来訪神儀礼(フサマラー、ミルク、マユンガ... 続きをみる

  • 続・東京日記 晴海トリトンとオリンピック

    晴海トリトンスクエア(正式には「晴海アイランドトリトンスクエア」)は、東京都中央区晴海一丁目にある3棟の高層オフィスビルを中核とした複合商業施設ならびに住居群の名称。トリトンスクエアができる前、このエリアには日本住宅公団(現・UR都市機構)の晴海団地や東京電力の発電所などがあったが、建物の老巧化に... 続きをみる

  • 続・東京日記 夜の桜小橋

    晴海トリトンスクエアの朝潮運河側は、運河に沿って桜の木が一定間隔で植えられた並木道になっていて、「さくらの散歩道」という名の通りになっている。そこから対岸の勝どきとを結ぶ「桜小橋」は、歩行者専用橋として4年前(2017年10月)に竣工した。 夜の桜小橋 橋の長さ87.8m。 2019年には土木学会... 続きをみる

  • 蕎麦屋でひとり

    前にも書いたが、私の一番の飲み友だちは妻だ。 結婚前に妻と東京で初めてデートした場所は銀座のビアホール「銀座ライオン(7丁目店)」だった。そのころ日比谷で仕事をしていたビール好きな彼女が提案したように記憶している。2度目のデートは彼女が休みの日の昼下がり、神田の「かんだやぶそば(神田藪蕎麦)」で待... 続きをみる

  • 続・東京日記 大国魂神社のからす団扇

    今から44年前、1976年の初夏から冬にかけて東京都下、府中(武蔵府中)に住んだ。甲州街道と京王線に交差して大国魂(おおくにたま)神社まで続くケヤキ並木(馬場大門のケヤキ並木として国指定天然記念物)を見て、いっぺんでこの町が好きになり、神社のすぐ東側にアパートを探しあて、窓からケヤキの杜が見える部... 続きをみる

  • 続・東京日記 谷中の気になるお店

    日暮里駅北口から歩いてすぐのところにある蕎麦屋「川むら」に久しぶりに立ち寄った。改装してきれいになった店内はほぼ満席。幸い奥の席がひとつだけ空いていた。 燗酒は、徳利を湯せんで温める酒燗器で供される。 燗酒とお蕎麦でいい気持になって、谷中銀座を通って地下鉄千駄木駅まで行く途中、気まぐれに右にそれて... 続きをみる

  • Walking at Tsukiji and Tsukishima at night

    Rambalac(ランバラック)さんというYouTuberの投稿動画に、勝鬨橋が登場するものがあった。 築地本願寺をスタート。築地市場の波除稲荷神社から勝鬨橋を渡って月島へ。西仲通りを経て佃島、中央大橋へ至るコースをただ歩くだけの動画。時間にして1時間余りという長尺なのだが、長くは感じない。もんじ... 続きをみる

  • 続・東京日記 夜の勝鬨橋

    勝どき界隈でひとりで落ち着いて飲めるところを探すのは難しい。なので、近場で歩いて帰れる築地をたまにうろうろしたりする。飲んだ後は夜の勝鬨橋を渡る。 橋は1940年(昭和15年)の完成。全長246メートルのうち、中央部の約50メートルがハの字に開く可動橋で、大型船舶が航行できた。が、1970年(昭和... 続きをみる

  • 続・東京日記 夜の晴海埠頭

    東京駅南口から有楽町、銀座を経由して晴海埠頭、豊海埠頭、豊洲方面行きの都バスが出ている。利用するようになった20年前は、夜10時ころが最終バスだった。それが湾岸エリアに高層マンションが林立するようになって利用客が急増し、便数も増え(それでも夜はいつも満員だ)、11時~12時台には料金は高くなるが深... 続きをみる

  • 続・東京日記 勝どき交差点の上と下

    今からちょうど20年前の90年代末、はじめて宿ったころの勝どきは交通不便なところで、公共交通機関といえば東京駅からの都バスしかなかった。それが一変するのは、2000年12月の地下鉄大江戸線勝どき駅の開業。それから周辺の再開発が一挙に進み、翌年4月にオフィスビル+商業施設+住居群が複合した「晴海アイ... 続きをみる

  • 続・東京日記 夜の相生橋

    門前仲町で一杯やったあと、清澄通りを酔い醒ましがてら塒(ねぐら)のある勝どきまで歩く。途中、相生橋を渡る。この橋は隅田川の派川に架かる橋で、すぐ近くの本流に架かる永代橋や清州橋と較べて知名度は落ちるが、とても好きな橋だ。これを渡ると江東区越中島から中央区佃島~月島に入る。 相生橋の歴史についてはこ... 続きをみる

  • 続・東京日記 日比谷の新名所

    有楽町で散髪したついでに、話題の東京ミッドタウン日比谷へ行ってみた。オープンしてから2か月経ったというのに、それも平日だというのに、たくさんの人であふれている。 3階にある複合型店舗「HIBIYA CENTRAL MARKET(ヒビヤ セントラル マーケット)」の一角に、理容室があった。ここで散髪... 続きをみる

  • 続・東京日記 図書館でスタンプラリー

    地下鉄日比谷線広尾駅から歩いて数分、有栖川宮記念公園の坂をのぼった高台に東京都立中央図書館がある。先日、随分久しぶりに行ってみたら、「東京いまむかし~鉄道網の発達による賑わいの変遷~」と題したなかなか見ごたえのある企画展をやっていた。 そこで受付のお姉さんから渡されたのが、「東京名所スタンプラリー... 続きをみる

  • 続・東京日記 半世紀ぶりの練馬駅

    西武池袋線の江古田駅と桜台駅の中間にある「ハローオールドタイマー」という店に行ったら、午後から臨時休業だった。この店は友人の知人の息子さんがオーナーということで知り、1年前にも訪ねたのだが、その時も貸し切りで入店できなかった。続けてフラれるのはよっぽどついてないのかな。   「HELLO OLD ... 続きをみる

  • 東京日記 清州橋から新大橋へ

    中央区日本橋のロイヤルパークホテルで開催された「全国食彩まるごと商談会」に、ある県のブースの担当として赴いた。ホテルは東京水天宮のすぐそばだったので、仕事が終わってから周辺を散策してみた。 水天宮は安産祈願、子授けの神様として信仰を集めている。この日も赤ちゃんを抱えた家族や子どもを連れた若い夫婦な... 続きをみる

  • 東京日記 年の初めは風邪でダウン

    文京区白山に住む妻の母、義姉、妻、そして私。4人で大晦日と元日にささやかな宴をした。義母はもうすぐ93歳になるが、足腰はしっかりしていて、まだまだ元気だ。 年が明けてから、歩いて数分のところにある白山神社にお参りした。今年は何よりも自身と身内の健康を祈願した。 元日のお昼は神田明神へ。すごい人出で... 続きをみる

  • 東京日記 赤い電車に乗っかって…

    飛行機に乗ってどこかへ行くわけでもないのに、羽田空港の国際線ターミナルへ行った。 国際線ターミナルは昨年10月に新たに開業したばかり。ターミナル内のレストランでビールを飲む。半年前に泌尿器系の手術をしたおかげで、昼のビールを心置きなく飲めるようになったのだが、久しぶりだったせいか、たった一杯で酔い... 続きをみる

  • 東京日記 あじさい電車

    箱根登山鉄道の「あじさい電車」に乗った。 箱根登山鉄道の沿線には、約1万株の紫陽花が植えられているという。毎年、6月下旬~7月上旬の見ごろのころは、通常運行の電車を「箱根あじさい電車」と名付けて、多くの行楽客を呼び込んでいる。 最大1000分の80勾配(1m走る間に、80mmの高さを登る勾配)の急... 続きをみる

  • 東京日記 多摩センターのイルミネーション

    12月の東京は街中のいたるところでクリスマスイルミネーションが輝き、さながら光の都の様相を呈する。なので、この季節の東京を歩くのは楽しい。 このたびは東京都下、多摩センター(多摩市)のイルミネーションに行ってみた。 多摩モノレール(乗り物好きなtoshibonではあるが、数ある乗り物の中でもモノレ... 続きをみる

  • 東京日記 佃島から霊岸島へ

    晴海トリトンスクエアのカフェでまったりしようと出かけたのだが、12月にしては暖かくあまりにいい天気なので、トリトンには入らずそのまま佃島まで足を伸ばしてみることにした。 晴海から朝潮運河にかかる晴月橋を渡って月島へ。月島側の運河に係留されている筏(浮き桟橋)の上に、かつての隅田川に多くみられた水上... 続きをみる

  • 東京日記 どじょう求めて

    東京(首都圏)は9月になっても暑い日が続き、残暑がはんぱじゃない。そんななか、直射日光が降り注ぐ日中に横須賀や熱海など海沿いの街をふらふらしていたら、軽い熱中症にかかったのか、夜眠れなくて身体がだるい。それで、なにか栄養のあるものでも食べてスタミナをつけようと、妻を誘ってどじょう(泥鰌)を食べに行... 続きをみる

  • 東京日記 浅春に咲く花

    春というには、まだ日射しが弱く風が冷たい3月初め、咲き始めた梅を見ようと調布の神代植物公園へ行ってみた。 出かける前に、梅のほかにどんな花が咲いているのか公園管理事務所に電話で尋ねたら、ツバキ、クリスマスローズ、フクジュソウ、アセビ…など花の名を次々にあげ、丁寧に教えてくれた。今の時期でも結構いろ... 続きをみる