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髪結いの亭主 物書きの妻

続・東京日記 半世紀ぶりの練馬駅

西武池袋線の江古田駅と桜台駅の中間にある「ハローオールドタイマー」という店に行ったら、午後から臨時休業だった。この店は友人の知人の息子さんがオーナーということで知り、1年前にも訪ねたのだが、その時も貸し切りで入店できなかった。続けてフラれるのはよっぽどついてないのかな。


 

「HELLO OLD TIMER」の右隣の「ひね」という雑穀パンの店も、パンが売り切れたらしく閉まっていた。


で、ここまで来たついでだからと、新桜台駅から初めて西武有楽町線に乗って、一駅目の練馬に出てみた。


練馬駅に降りるのは学生時代以来だから46、7年ぶり? そのころ西武池袋線沿線に住んでいたので、時々駅に降り立った。というのも、練馬劇場という渋いピンク映画専門館があったからだ。ここで観た「17才の性モラル」(監督:三古谷双三九/1971)という映画にいたく感動したのを今でもよく覚えている。


練馬駅は高架になり、駅周辺はすっかり様変わりしていた。私が知っているのは半世紀近くも前の練馬だから、それも当然なのだけど。当時は西武池袋線で池袋へ出るしかなかったが、今は大江戸線で新宿へ、西武有楽町線からは東京メトロ有楽町線だけでなく、南北線経由で渋谷から東横線に乗り入れて横浜まで行くことができる。練馬と横浜が1本で繋るなんて昔は想像できなかったなあ。


駅近くの練馬区役所へ行ってみた。1996年に竣工した地上21階の高層ビルで、東京23区の区役所の中では地上28階の文京区役所に次ぐ高さ。同じころに建てられた文京区役所には眺めのよい展望室があるが、ここも最上階は展望フロアとレストランになっている。レストランのカウンター席は南に面したガラス張りで、横浜から相模方面を遠望できる。


ビールを飲みながら、しばしボーっとしているうちに日が暮れ、一面の光の海に。ここは近くに住んでいたら、結構利用するかもしれないな。