Toshibon's Blog Returns

髪結いの亭主 物書きの妻

妻自慢のブログ記事

妻自慢(ムラゴンブログ全体)
  • 続・東京日記 トシボン改めトシドン!?

    東京都中央区の日本橋高島屋S.C.本館4Fにある高島屋史料館TOKYOで開催されている「まれびとと祝祭―祈りの神秘、芸術の力―」(8月21日まで、月・火曜休館)を覗いてみた。 文芸評論家で多摩美術大教授の安藤礼二氏の監修で、写真家・石川直樹氏による日本各地の来訪神儀礼(フサマラー、ミルク、マユンガ... 続きをみる

  • 気まぐれに1冊⑩ 『東京日記6 さよなら、ながいくん。』

    ―東京が雨なので「ながいくん」を連れて出かける。電車に乗り、用をたし、また電車に乗って家に帰ってきて、気がついてみると「ながいくん」の姿がない。しばらく茫然とし、それから「さよなら、ながいくん」とつぶやき、少し泣く― これは川上弘美さんの『東京日記6 さよなら、ながいくん。』に載っていた「十一月某... 続きをみる

  • 気まぐれに1冊⑨ 『銭湯の女神』

    東京都文京区では、「シニア入浴事業」という区民サービスを実施している。65歳以上の区民が、区発行の「シニア入浴カード」を区内4か所の公衆浴場(銭湯)に持参すると、1回100円(通常480円)で、年52回(月4回程度)利用できるというもので、文京区民である妻は、今年に入ってこの入浴カードを利用して銭... 続きをみる

  • 蕎麦屋でひとり

    前にも書いたが、私の一番の飲み友だちは妻だ。 結婚前に妻と東京で初めてデートした場所は銀座のビアホール「銀座ライオン(7丁目店)」だった。そのころ日比谷で仕事をしていたビール好きな彼女が提案したように記憶している。2度目のデートは彼女が休みの日の昼下がり、神田の「かんだやぶそば(神田藪蕎麦)」で待... 続きをみる

  • 晩酌は「天の戸・吟泉」で

    妻はいわゆる山屋さんで、居酒屋で集うことができないこの2か月ほどは、山岳会の山仲間と「オンラインおしゃべり飲み会」と称してLINEを使ってスマホで飲み会をやっていた。 私の唯一の飲み友だちは妻である。妻以外に酒をおいしく酌み交わすような友だちや仲間がいない。なので、ハナからオンライン飲み会など無縁... 続きをみる

  • 小田原で一杯

    6月末で梅雨が明け、連日の真夏日の東京をちょっと離れ、小田原まで足を延ばした。お目当ては「だるま」で金目鯛の煮付けを食べること。 「だるま」は創業が明治26年という小田原ではよく知られた老舗の料理屋。現在の建物は関東大震災のあとに再建されたものというが、国の登録文化財に指定されているだけあって、唐... 続きをみる

  • 「うちの奥さん」考

    自分の怠け者体質というか、逃避体質というか、キリギリス体質というか、楽な方へ楽な方へと走ってしまう性向は若い時からのもので、歳をとっても少しも改善されることなく今に至っている。昨年秋に出た村上春樹氏の『走ることについて語るときに僕の語ること』を読んで、自分の軟弱さを恥じたのだけど、だからといって今... 続きをみる

  • 妻の逆上がり

    10年ほど前にロッククライミングを始めてから、妻は週2回ジムに通っている。その成果で、上半身にだいぶ筋肉がついた。腕相撲をしたら、か細い私はきっと負けるだろう。だから(負けたら恥ずかしい&惨めなので)腕相撲はしないようにしている。 この間、日比谷公園を一緒に歩いていた時、公園の一角にあった鉄棒で、... 続きをみる

  • 東京日記 「紫陽花日記④」 東大のヨン様

     地下鉄丸ノ内線の御茶ノ水駅の階段を上ると、御茶ノ水橋と外堀通りのT字路交差点に出る。信号が赤に変わって東京医科歯科大学方向に歩きだしたとき、なんとなく周囲にオーラを放つ男性がこちらに向かってくる気配が…、と感じてすれ違った人を見ると、姜尚中(カンサンジュン)氏だった。 『負け犬の遠吠え』で一世を... 続きをみる

  • 「ブラピ」を知らない妻

    先日、妻と連れだって街まで出て映画を観た。妻と一緒に映画を観るのは宮崎駿の『千と千尋の神隠し』以来だから本当に久しぶりだ。映画のタイトルは『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』(デビッド・フィンチャー監督、ブラッド・ピット主演)。D・フィンチャーの監督作品にしては意外やマトモというか、わかりやすい感... 続きをみる

  • 最近ショックだったこと

    若いころから毛が細く、量も少なかった私の髪は、40代にはいるとますますその傾向が顕著になった。髪の薄さを気にする私を見かねてか、職業柄その方面に詳しい妻がフランス生まれのヘアエスティティックのブランド、ケラスターゼのシャンプーとスカルプトリートメント(育毛剤)を勧めてくれたのは40代後半のこと。ケ... 続きをみる

  • 妻の帰還

    マッターホルン、アイガーの登頂を果たした妻が、昨日、無事帰国した。 アイガーはマッターホルンより登る人が少なく、慣れたせいか高度順応もうまくいき、快適な登山だったという。ただ技術的には氷壁などのあるアイガーのほうが難易度は高かったようだ。マッターホルンのほうはひたすら岩登りが続く体力勝負の山で、ル... 続きをみる

  • マッターホルン登頂!

    昨日、妻から国際電話があった。妻は今、スイスにいる。中年おばさんがスイスくんだりまで出かける目的はといったら、アルプスの少女ハイジの舞台を訪ねる優雅な観光の旅かなんかと思うのが普通だが、そうではない。彼女の目的はただひとつ、山に登るため。それもマッターホルン(標高4478m)、アイガー(標高397... 続きをみる