Toshibon's Blog Returns

髪結いの亭主 物書きの妻

東京日記 赤い電車に乗っかって…

飛行機に乗ってどこかへ行くわけでもないのに、羽田空港の国際線ターミナルへ行った。


国際線ターミナルは昨年10月に新たに開業したばかり。ターミナル内のレストランでビールを飲む。半年前に泌尿器系の手術をしたおかげで、昼のビールを心置きなく飲めるようになったのだが、久しぶりだったせいか、たった一杯で酔いがまわる。


帰りは東京の私鉄のなかでは一番好きな京浜急行に乗る。京急電車は新幹線と同じレール幅の広い標準軌、ビュンビュン飛ばす。そして鉄道ファンには有名な「歌う電車」。動き出す時のモーター音が「ファ・ソ・ラ・♭シ・ド・レ・♭ミ・ファ・ソ~」の音階のように聞こえるためそう呼ばれているのだが、このインバータを搭載した車両(「2100形」「新1000形」)は少なくなってきているらしく、残念ながら国際線ターミナル駅では遭遇できなかった。


京急は都営地下鉄浅草線に乗り入れしているので、ハッと思いついて人形町で下車し、甘酒横丁にある居酒屋「笹新」へ行く。ここに入るのは10数年ぶりだ。そのころと店の造りも雰囲気も品書きもまったく変わっていなかったので、なんだか時間が後ずさりしたような不思議な感覚にとらわれた。


※「赤い電車」。toshibonお気に入りのバンド「くるり」の京急電車のCMソング。「♪赤い電車に乗っかってぼくはどこかへ行ってしまいたい~♪」「♪赤い電車は羽田(羽根だ)から~♪」「♪赤い電車は歌いだす~♪」ボーカルの岸田繁の電車愛あふれる詞がいい。

くるり - 赤い電車


※「歌う電車(ドレミファインバーター)」
https://www.youtube.com/watch?v=YUux8rFoK00