Toshibon's Blog Returns

髪結いの亭主 物書きの妻

旅で眠りたい

また下北に来ている。本格的な冬到来の前に、先月の取材で悪天候のため撮り残したところを再撮影しようと思って来たのだが…今日は朝から吹雪という最悪の天気。とことんついてない。


下北がらみでついてないといえば、下の記事に書いているように前回来たときにスピード違反で捕まったのだが、その後日談がひとつ。なんと、違反の罰金を納めに行った銀行の駐車場で車をぶつけられてしまったのだ!
駐車している私の車に全く後ろを見ないでバックしてきたのは、バックドアにスペアタイヤを装着しているでかい四駆。相手はタイヤがクッションになって無傷。私の車は前部が大破。こんなのあり?? 


なので、愛車(タウンエースノア)は今、修理工場。下北へは代車で来ている。悪いことは続くもの。慣れない代車で下北の雪道を走るのはやめとこう。これで事故ったら目もあてられない。悪天候がおさまるまで、ホテルで寝ていよう。


旅で寝るといえば、ずっと以前、『旅で眠りたい』というタイトルの本を読んだことがあった。
バックパッカーの著者によるアジアめぐりの旅の記録といった内容で、本のタイトルにつられて買ったのだが、読後感はいまひとつ。著者には失礼だがタイトルに本の内容が負けているのでは、と思った。


ほんとにこれまで旅で幾晩眠ってきたことだろう。旅で眠りたい…このことばは、長い旅への誘い。今も心の奥底に潜み、時々囁きかけてくる。究極の旅の眠りは、旅の途上で永遠の眠りにつくことだろうか。菅江真澄のように。