Toshibon's Blog Returns

髪結いの亭主 物書きの妻

手術、その後

8月下旬に経尿道的前立腺切除術(TURP)による前立腺肥大症の切除手術をして8日間入院。退院してすでに10日経った。


手術は一応成功したようなのだけど、術後に後出血(削った傷口から出血する)や水中毒(血液中のナトリウム濃度が低下して起こるショック症状)などの合併症が起こり、結構しんどかった。退院してからも尿道狭窄(尿道の出口が狭くなり尿が出にくくなる)の処置で尿道が傷つけられ、今も出血が続いている。いまだに夜中に1~2時間おきにオシッコするため起きるのもつらい。


もちろん個人差はあるのだろうけど、私の場合に限っては手術そのものより、予後が思っていたより大変だなあ、というのが偽らざる心境。もしかすると病院の選択を間違ったのかもしれない…。とはいっても、初めての手術・入院はとてもいい経験になった。少なくとも今後生きていくうえで確実にプラスとなる体験だった。


今年の夏は一度も海に入らず、ビールも一滴も飲まなかった。'09年の夏はまるでなかったかのようだなぁ。手術を終えて気が付いたらもう季節は秋。それでも体調は完全とはいかないまでも日常生活に支障をきたすほどではなく、たまっている仕事も再開しつつある。養生しながらボチボチとやっていこうかと。このブログも月4回のアップを目標にさぼらず続けよう。手術前より健康で元気になるぞ!


ところで、前々回の尿閉体験の記事の最後に「手術のドキュメントをこのブログにアップする」と書いてしまったのだが、実際に手術・入院を経験すると、病院、医師、看護師、それぞれ固有名詞が登場するマジでリアルな話にならざるを得ず、余裕をもって客観的に書く…とはいかないことが判明。というわけで、手術の体験記のアップはナシにしたので、ご勘弁を。(まあ、誰も期待していなかっただろうけど)