Toshibon's Blog Returns

髪結いの亭主 物書きの妻

Sunday Girl

この正月、風邪をひいて滞在していた宿のベッドで横になりながら、TVの「箱根駅伝」をなにげに見ていたら、トヨタの新車アクアのCMで突然聞き覚えのあるメロディーと歌声が耳に飛び込んできた。このメロディー、なんていう歌だっけ? 曲名はなかなか出てこなかったけど、歌っているのはブロンディ(=デボラ・ハリー)だとすぐにわかった。
で、CMで流れていたのは英・全米で初のNO.1ヒットになった記念すべき曲「ハート・オブ・グラス」だと後になって思いだした。


ブロンディ (Blondie) は、1970年代中ごろにニューヨークのパンク・シーンから出てきたアメリカのバンド。当初はパンク・バンドのひとつとされていたが、途中から様々な音楽スタイルを取り入れ、70年代末から80年代の初めにかけて(わかりやすい)ヒット曲を連発した。私はそのころニューウェイブ系統の音楽を好んで聴いていたのだけど、ブロンディはなかでもお気に入りのバンドだった。


何といってもウリは、紅一点のボーカルのデボラ(デビー)・ハリー。彼女は当時のセックスシンボルで、大きな紅い唇に保険をかけていたともいわれる。デビッド・クロネンバーグの「ビデオドローム」(1982)にも出演していた。この映画、ビデオが発売されてすぐに見たのだけど、イメージ通りの妖しい雰囲気の女性を演じていた(きわどいヌードにもなった)。


そんなこともあってか、一部からキワモノ的に見られたり、商業主義と批判を受けたりもしたが、私はこのバンドの幅広いポップセンスとデボラ・ハリーのちょっと投げやり、それでいてラブリーな、独特の声質が好きだった。


TVCMを見て(聴いて)から、しばらく忘れていた30年前のブロンディの楽曲が頭で鳴るようになり、早速AmazonでベストアルバムのCDを買い求めた。で、このところ毎日ガンガン聴いている。やっぱり、オレはちょっとキッチュでポップなロックが好きなんだな。



Blondie - Sunday Girl / Dreaming (TOTP 1979)


彼らの曲で一番好きなのが、フレンチポップ風味の「サンデイ・ガール」。サングラスをかけたデビー姐さんはシルビィ・バルタンのよう?? このころ、これで35、6歳だったはず。疾走感が心地いい2曲目の「ドリーミン」。ドラムの”叩き屋”クレム・バークのパフォーマンスもこのバンドのウリのひとつだった。この動画はイギリスのBBCの番組で(残念ながら口パクだが)、当初はアメリカよりもイギリスで人気に火が付いた。


ブロンディは1982年に解散してしまうが、1997年に再結成した。現在も活動しているらしく、日本公演も行っている(知らなかった)。60代になったデビー姐さんのお姿は、YouTubeでたくさん見ることができる。



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