Toshibon's Blog Returns

髪結いの亭主 物書きの妻

BAND-MAIDとLOVEBITESに刺さるw

この2月は、バンドメイド(BAND-MAID)とラブバイツ(LOVEBITES)月間というほど、ハードロックメタル系のこの2つのバンドを毎日聴いている。時々覗いているYouTubeチャンネルみのミュージックで紹介されていて、初めて知ったのが今月上旬。この手の音楽は普段ほとんど聴くことがないtoshibonなのに、なんと、ものの見事に“刺さり”ました~(笑)


メタルといえば、数年前ベビーメタル(BABY METAL)にこれもYouTube経由でハマり、CDまで買って、車の中で大音響で聴いたりしていたのだけど、一時の気まぐれだったのか最近は全く聴かなくなっていた。なのにバンドメイド、ラブバイツに刺さったのは、バンドのメンバー(特にバンドを支えるドラム、ベース)がテクニシャン揃いで、個々の力量や個性に惹きつけられること、そこから生まれるアンサンブル、一体感に、バンドってやっぱりいいな、これこそロックの醍醐味だな、と思わせるからだろうか。(ベビーメタルはあくまでメタルダンス“ユニット”であり、それが斬新でもあったのだが)


ラブバイツ(LOVEBITES)
midoriとmiyakoという個性の異なる2人のギタリスト、ツインリードの超絶技巧が冴えわたる。特にピアニストでもあるmiyakoはガチメタルのギタリストとは思えない佇まいで、ちょっと湿り気味の音色を奏でてジジイの琴線に触れるw 
メタルには中毒性があるのは知っているが、ラブバイツをイヤホンで聴いているとすごく眠くなるのはなんでだろう? 彼女らのようなスピードメタル(パワーメタル)は催眠効果もあるのか?



LOVEBITES / Holy War [Live at Zepp DiverCity Tokyo 2020]



LOVEBITES / When Destinies Align [4K MUSIC 


バンドメイド(BAND-MAID)
ポップ性もあり、歌詞も全曲英語のラブバイツと違って日本語とのちゃんぽんで親しみやすい。CITY POPの流行からもわかるように、海外ファンにとって歌詞が英語か日本語かはさほど重要でないように思える(もともとメタルハードロック系はよく聞き取れないし)のだけど、バンドメイドはメッセージ性の強い歌詞が結構多い。サウンドとの折り合いも含めて、今後この方向性をもっと強めて行くのか、ちょっと気になるところ。とはいっても、歌詞に意味をこめたハードな楽曲中になんか懐かしいロック!の要素が散りばめられていて、何より演奏する楽しさが伝わってくるのがこのバンドのよさ。まだ20代の若い女の子たちなのにそれが不思議。私も含めて60~70~のジジイにもファンがいるらしいのはそのせいなのかな。



BAND-MAID / DOMINATION (Official Live Video)



BAND-MAID / FREEDOM (Official Live Video



BAND-MAID / DICE (Official Music Video)


YouTubeのオフィシャルMVやライヴ動画のコメント欄が英語で埋め尽くされているのに加えて、リアクション動画の数も凄いことになっていて、日本よりも海外での人気の高さが半端ないことがわかる。
東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の森喜朗(元)会長の辞任騒動で、「世界が見ているから」などの発言が枕詞のように飛び交ったけど、ほんとかね? ジェンダーものにかこつけて、上から目線の日本批判をするいつものパターンの欧米メディアならいざ知らず、日本以外の国でオリンピック(それもドメスティックな内輪もめ)に関心のある国民、市井の人びとがどれほどいるのかってこと。コロナ禍で自宅に引きこもり、スマホやパソコンを見ている人が多いこの時世、日本関連で最も「世界が見ている」トピックは、これら日本のガールズバンドだったりして…?