Toshibon's Blog Returns

髪結いの亭主 物書きの妻

きまぐれに1曲① 雨あがりのビル街

2017年もあと数時間。どんな年だったのか、記憶の遠近がはっきりせず、忘れようにも思い出せない(バガボンのパパ風に)。


10月に70歳で〝不滅の男-エンケン〞遠藤賢司が亡くなったのを知って、本当に何十年かぶりに2ndアルバムの「満足できるかな」(1971)を通しで聞いた。当時もろに影響を受けてコードを探しながらコピーした曲は、懐かしいけど今でもヒリヒリ艶めかしい。
歓喜の傑作「東京ワッショイ」(1979)以降は熱心な聞き手ではなかったけど、音楽活動の継続の情熱は、同時期にデビューしたフォークシンガーの中では突出していた。やっぱりこの人は純音楽家の名に恥じないオンリーワンのミュージシャンだった。
大晦日にふさわしい曲とはいえないけれど、はっぴいえんどをバックに歌った一番好きな曲を。


※「雨あがりのビル街」
https://www.youtube.com/watch?v=r1qtMlkNml0