Toshibon's Blog Returns

髪結いの亭主 物書きの妻

記憶めくりのブログ記事

記憶めくり(ムラゴンブログ全体)
  • 子どものころの"ひとり野球"

    また野球の話。地方の過疎化が進み、私の通っていた小学校も20年前に閉校になってしまったが、小学生だった昭和30年代当時はとにかく子どもが多くて、同じ集落に住む男の子たちが集まると、屋外でいろんな遊びをした。なかでもよくやったのが野球で、打って一塁に向かう走者に球をぶつけるとアウト(なので球は柔らか... 続きをみる

  • きまぐれに1曲⑰ らっかさんブルース(1975)

    「らっかさん」とは、1970年代の中ごろ、横須賀にあったロック喫茶(いわゆるカフェ&バーのような店)の名前である。そのころ鎌倉に住んでいた私は、時々横須賀線に乗って横須賀に行った。特に目的があるというわけではなく、横須賀中央公園で東京湾を眺めながらボーっとしたあと、日が暮れると京急横須賀中央駅から... 続きをみる

  • さよなら ぼくのともだち

    昨日の新聞に森田童子が亡くなったという記事が載っていた。びっくりした。 びっくりしたのは森田童子が亡くなったからではない。森田童子が亡くなったことが新聞記事になっていることにびっくりしたのだ。80年代初めに活動休止してから、その存在が忘れ去られていたと思っていたからだ(実際にはTVドラマ「高校教師... 続きをみる

  • フグの歯の記憶

    もと水族館に勤めていた人が開設したHP「水生生物雑記帳」(現在は閉鎖)にフグの歯の写真が載っていた。フグ(クサフグ)の歯は切れ味するどい刃のようになっていて、噛まれたら指がちぎれることもあるという。  私が小学校高学年のころ、5つ下の妹がこのクサフグに噛まれたことがあった。  港の防波堤で釣りをし... 続きをみる

  • 考現学のキッチュな日々

    1970年代の中ごろ、神奈川県鎌倉市に1年ばかり住んだことがあった。あちらこちらの都市を転々と引っ越し歩く生活を続けていた私が、そこで熱中していたことはと言えば、鎌倉の銭湯を調べることだった。  市内にある5軒の銭湯の番台の高さ、座っている人物の特徴、脱衣カゴやロッカーの位置利用者の服装と晨物の種... 続きをみる

  • 盛岡 Loomの想い出

    北東北の活性化に関わるある事業の会合に出席するため、盛岡の「アイーナ」に日帰りで行ってきた。「アイーナ」は盛岡駅の西口に数年前にできた複合施設で、正式名称は「いわて県民情報交流センター」。県立図書館を核として、県立大学やNPO関係などいろんな施設が入っている。 会合の開始時間より早めに着いたので時... 続きをみる