Toshibon's Blog Returns

髪結いの亭主 物書きの妻

きまぐれに1曲⑱ 遠い音楽

古いカセットテープを整理していたら、なかにZABADAK(ザバダック)の『遠い音楽』(1990年)があった。1985年にデビューしたというZABADAK は、吉良知彦・上野洋子(それに数人のサポートメンバー)によるユニットで、『遠い音楽』は5thアルバムだったが、私が聴いたのはこのアルバムが初めてだった。その頃(1990年当時)私がやっていた喫茶店兼飲み屋の常連客が持ってきたCDから録音したもので、店内でよく流していた。が、その半年後に店を閉めたこともあって、これ以外のアルバムも聞くことのないまま、他のカセットテープと一緒に段ボール箱の中に眠っていたのだった。


久しく聴いていなかった『遠い音楽』(作詞:原マスミ 作曲:吉良知彦)は、とても懐かしく感じた。それで、YouTubeで探したら、アルバム標題曲「遠い音楽」の発売当時のPVがあって驚いた。遅ればせながら上野洋子をここで初めて目にしたのだけど、「遠い音楽」という曲名に上野の容姿と歌声がマッチして心に響いた。



Zabadak - Tooi Ongaku PV


標題曲だけでなく、アルバムの他の曲も統一感がとれていて、とてもいい。
「harvest rain(豊穣の雨)」(作詞:小峰公子 作曲:吉良知彦)


1993年に上野が脱退後も吉良は活動を続け(2016年に亡くなったが)、現在も吉良の妻だった小峰公子(上記のスタジオライブのサブボーカリスト)とサポートメンバーなどがZABADAKとして活動を続けているようだ。
(敬称は略しました)