Toshibon's Blog Returns

髪結いの亭主 物書きの妻

パソコン依存

200字詰め原稿用紙のマスをエンピツで埋めていく作業をしなくなってから、もう何年になるだろう。


最初のワープロを買ったのは1987年ころだったか。NEC、ソニー、カシオ、東芝、カシオと5台買い換えた。初めてパソコンを買ったのは94年ころ。当初はマックユーザーだったので、文章を書くにはそれからもワープロを使っていた。原稿の作成をワープロから完全にパソコンにシフトしたのは、現在使用しているソニーのノートパソコン(VAIO)を手に入れた1999年からだ。
そして、気がついたらパソコンにすっかり依存している生活に。


無明舎出版のHPに舎主の安倍さんが、「仕事の9割をこの液晶画面にゆだねていることに改めて恐怖を覚える。筆記具でありノートであり図書館でありミニコミであり手紙であり日記帳なのだからどうしようもない」と書いていた。


確かに私が文章を書くことで生計をたてるようになった90年代の初めころは考えも及ばなかったことだが、この道具を今、取り上げられたら、多くの人が手足をもがれたような状態になってしまうことだろう。


いいんだろうか。フリーズしただけで簡単に崩壊しかねないこんなあやうい日常を送っていて…