Toshibon's Blog Returns

髪結いの亭主 物書きの妻

小津映画の気になる身体Best5

1.原節子の二の腕
『東京物語』で「私ずるいんです」と言って泣くときに、顔を覆う手の大きさ、二の腕の太さ。私の細い腕の3倍はありそうだ。


2.原節子の背中
ホームドラマでの一家団らん、食事の場面などでは正面に人物は置かないのが普通だが、『麦秋』などでは例外的に原節子がカメラに背中を向けて座っている。その背中の大きいことよ。痩せている私の2倍はありそうだ。小津安二郎生誕100周年を記念して、ホウ・シャオシェン(候孝賢)が東京を舞台に撮った『珈琲時光』での、主演の一青窈のぐんにゃりした背中とあまりに違うことよ。


3.飯田蝶子の歯ぐき
セリフを喋ると上の歯ぐきが見える。それがちょっと下品に見えるのは私だけ? 特に『一人息子』ではそれが気になってしかたがない。


4.久我美子のホクロ
『お早う』みたく、こんなホクロのあるお姉さん(おばさん)がいたらいいな。同じホクロの女性でも木暮実千代は憎らしげに見えるのは、単に『お茶漬けの味』の役柄のせい?

「お早よう」 小津安二郎生誕110年・ニューデジタルリマスター [Blu-ray]
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松竹
2014-03-08
DVD

5.笠智衆の背中
畳に座る小津安二郎映画の登場人物たちは、おしなべて背中をまるめて姿勢が悪い。 『東京物語』では背中に座布団(?)を入れていたという笠智衆。ちょっと曲がりすぎの感も。