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髪結いの亭主 物書きの妻

黒石よされ

津軽の黒石で16日夜に「黒石よされ」を見た。


盆踊りの多くは1か所で輪になって踊るのが普通だが、「黒石よされ」はメイン会場の御幸公園を出発した踊り組(いわゆる「連」のようなもの)が、町の通りを流しながら踊るのが特徴だ。


 
お囃子の屋台も踊りの列と一緒に運行し、「黒石よされ」をはじめとする津軽民謡を奏でる。


 中町の「こみせ」通り。

 
「流し踊り」のほかに、要所で手踊りを披露する「組踊り」、円を描きながら踊る「廻り踊り」の3つで構成されていて、このうち「廻り踊り」は飛び入りも自由。踊りが単純であまり難しくないので、見ていると踊りの列や輪に加わりたくなる。


 
もともとは男女の恋の掛け合い唄から始まったといわれ、「西馬音内の盆踊り」などのような情趣や踊り自体の魅力という点ではちょっと物足りない。が、私は津軽民謡が大好きなので、廻り踊りで囃される「ドダレバチ(津軽甚句)」が聞こえてくると、「ホーイホイ」の奇声を発しながら飛び跳ねたくなってしまう。
 
見るだけでなく聴くのも楽しい、そして参加すればもっと楽しい。「お山参詣」や各地の「ねぶた」にも共通する明るさとパッション。あ~、やっぱり津軽の祭りだな~。


※「ドダレバチ」など黒石よされまつりの唄
http://www.city.kuroishi.aomori.jp/Sight_Seeing/Sig_Yosare_Music.html